ゲームクリエイターになりたいお子さま必読!アンケート結果から紐解く今すぐ伸ばしたい発想力!

近年、「おもしろいゲームを作ってみたい!」と夢見るお子さまが増えているのではないでしょうか。
その理由として、携帯ゲーム機やスマホなどによって、ゲームは以前よりも気軽に楽しめるツールとなったこと。グラフィックも美しく、音楽やキャラクターも魅力的なゲームが多くあること、などが考えられます。
ゲームクリエイターになるには、どのようなスキルを身につければよいのでしょうか。
ここでは、実際にゲームクリエイターとして活躍している人にアンケートを取り、身につけておきたいスキルなどを紹介しています。
お子さまがゲームクリエイターを目指している人はぜひ参考にしてください。
ゲームクリエイターのリアルな声集めました!
みらいいでは、2024年に280名の方に協力いただき、職業についてのアンケートを実施しました。アンケート結果は、実際にその職業に就いている方、5年以内にその職業に就いていた方が答えてくれました!
その結果をもとに、どんな力が必要と考えているか、子どもの頃にしていた習い事ランキングなどを見てみましょう。
ゲームクリエイターとは?
ゲームクリエイターってどんな仕事?
ゲームクリエイターとは、ゲームソフトやゲームアプリの企画、制作、開発、デザインなど、ゲーム作りに携わっている人の総称です。
ゲームクリエイターと一言で言っても、以下のようにさまざまな職種があります。
- ゲームプロデューサー
- ゲームディレクター
- ゲームプランナー
- ゲームデザイナー
- ゲームプログラマー
- シナリオライター
- サウンドクリエイター
などが挙げられるでしょう。
ゲーム制作の総責任者にあたるゲームプロデューサー。販売促進やプロモーションなどを行いつつ、プロジェクトを進めていきます。
ゲームディレクターは、ゲーム制作の現場を仕切るリーダーです。
ゲームプロデューサーと混同されがちですが、プロデューサーとディレクターの大きな違いはその仕事内容。
ゲームディレクターは制作の現場でスタッフをまとめる立場にあるため、現場での仕事がメインです。一方、ゲームプロデューサーは、制作工程を統括管理するポジションで、開発費の調達やプロモーションなど、外枠からゲームの開発を支えています。
ゲームプランナーは、企画書を作成する仕事です。企画が通れば、ゲーム全体のジャンルや仕組み、キャラクター、イベントなど、細部まで設定した仕様書を作成していきます。
ほか、キャラクターのビジュアルやアイテム、背景などをデザインするデザイナー、ゲームが仕様書どおりに動くようプログラミングを行うプログラマー、シナリオを作るシナリオライター、ゲームの音楽を作成するサウンドクリエイターなど、たくさんのゲームクリエイターによって、ゲームは作られています。
日本でゲームクリエイターの仕事をしている人数は?
job tagが発表したデータによると、国内でゲームクリエイターの仕事をしている人は309,100人です。
家庭用ゲーム機に加え、スマホアプリなどの携帯ゲームによってゲームを楽しむ人が多くなっていることから、ゲームクリエイターの数も今後ますます増えていくことが予想されます。
参照元:jobtag公式
ゲームクリエイターの年収は?
みらいいが行ったアンケートによると200万円未満という人もいれば、1,000万円以上という人もおり、年収幅は非常に広い印象です。ボリュームゾーンは、500~700万円でした。
求人サイトが発表しているデータによれば、ゲームクリエイターの平均年収は約469万円。日本の平均年収と比較すると、高い傾向にあります。
参照元:求人ボックス公式
ゲームクリエイターになるには?
ゲームクリエイターになるには、大きくわけて二つの方法があります。
- スクールや専門学校で知識や技術を学ぶ
- 独学で知識や技術を学ぶ
一つ目は、スクールや専門学校へ入学し、ゲーム制作の技術や知識を学ぶ方法です。
効率よくスキルを習得できる、モチベーションを維持しやすいなど、さまざまなメリットがあります。大学や専門学校を卒業後、そのままゲーム制作会社に就職する方法が一般的と言えるでしょう。
二つ目は、独学で知識や技術を学びコンテストに応募する方法です。
自分で作成した企画やアプリ、ゲームなどを、ゲーム会社に直接持ち込みます。そこで、高い評価を得られればそのまま社員として入社し、ゲームクリエイターとして活躍できる可能性もあります。
また、ゲーム会社が後援となっているコンテストなどに応募し、高い評価を得てゲームクリエイターになる方法もありますが、これは非常にまれなケースです。
独学でゲームクリエイターになる人は多くはないと思ってよいかもしれません。
ゲームクリエイターに必要な能力と小学生からの伸ばし方
- 好奇心
- 粘り強さ
- 発想力
- 集中・注意力
- 協働力
好奇心
ゲームクリエイターは、クリエイティブな仕事。プレイヤーを飽きさせないために、斬新な設定やキャラクターなどを生み出さなければいけません。
好奇心を持って日常の何気ない出来事にも興味を持てる人は、さまざまなヒントを得ることができます。ヒントから思いもよらないアイデアがひらめき、新しいゲーム誕生のきっかけとなることも珍しくないのです。
たとえば、今や世界中のファンに愛されているポケットモンスター、通称「ポケモン」。
ポケモンのルーツは、制作者が少年時代に夢中になっていた「昆虫採集」でした。昆虫を集めてじっくり観察するのが好きだったそうです。昆虫を採集するという要素が、ポケモン収集のヒントになっているのですね。
子ども時代に好きだったことが、ゲーム制作に活かされている一例です。
好奇心を育てるには、お子さまと一緒に疑問に向き合い、お子さまが夢中になっていることを応援することを大切にしましょう。
「なぜこれが起こるの?」「どうしてこうなるの?」という疑問に対し、一緒に考えてみることです。答えをすぐに教えず、一緒に考えることで、お子さまの好奇心はどんどん育っていきます。
好奇心を育むには、直接体験や外遊び、工場見学もおすすめです。以下の記事も参考にしてください。
直接体験で生きる力を身につけよう!体験が大切な理由とおすすめの体験を詳しく解説!
小学生にとって工場見学はいいことづくめ!参加しておきたい魅力満載の工場11選
寒い冬でも外遊び!外遊びのメリットとおすすめの遊びを紹介!
粘り強さ
粘り強さとは、あきらめずに根気よく最後までやり抜く能力です。
ゲームは、企画段階から何年もかけて制作されます。
しかし、仕事の進捗具合によっては不規則な業務時間になったり、納期前は長時間の残業が避けられなかったりと、体力・精神ともにつらくなってしまうケースも少なくありません。
また、質の高いゲームを生み出すために、何度も単純作業をやり直したり、作業内容が大幅に変更されたりすることもあるようです。
そのため、ゲーム完成までしっかりと継続できる粘り強さが、ゲームクリエイターには不可欠と言えます。
お子さまが粘り強さを習得するには、小さな成功体験を積み重ねて自信をつけさせること、結果だけでなく、プロセスも褒めてあげることが重要です。達成感を味わえるよう、小さな目標を設定し、成功体験を積み重ねるようにしていきます。
小さな自信を繰り返しつけさせることで、いつしか粘り強さも身についていくでしょう。
発想力
プレイヤーを惹きつけるゲームを製作するには、新しいアイデアを生み出す発想力が必要です。
ゲームのストーリーやキャラクター、世界観などは、豊かな発想力があって初めてひらめくもの。何にでも興味を持ってさまざまなものに触れ、自身のアンテナを広げておくことが大切と言えるでしょう。
お子さまの発想力を育むには、工作やお絵かきなどの制作活動をする、散歩をするなどの方法があります。美術館や科学館、図書館へのお出かけなどもおすすめです。
花や石、空、緑。散歩で自然に触れるだけでも新しい発見があり、お子さまの視野は広がっていきます。また、美術館や図書館などで展示物や本に触れ合うことで、今までとは異なる知識や視点を得られ、発想力が育まれていくでしょう。
集中・注意力
ゲームクリエイターには、一つのことに取り組める集中力とゲームの細部まで気を配る注意力が必要です。
集中力があれば、長時間の作業でも集中を切らさずに取り組めるでしょう。また、テスト段階でバグが起きた際などは、高い注意力によってコードの間違いなどの原因をつきとめられるかもしれません。
お子さまの集中力を鍛えるには、楽しみながらパズルや折り紙などに取り組むとよいでしょう。ひとつのことに取り組むことで、集中力を鍛えることが可能です。
ほか、楽器演奏、書道、そろばん、水泳といった習い事も集中力を育んでくれますよ。
協働力
ゲーム制作はプロジェクトとして、ひとつのチームで進めていくことが基本です。メンバーとコミュニケーションを取りながら協力し合って進めるため、協働力を必要とします。
お子さまが協働力を身につけるには、お手伝いをさせる、ボランティア活動に参加してみる、自然体験に参加するなどの方法があります。
最近ではダンスを習っているお子さまも増加傾向にありますが、実はダンスも協働力を養うのに向いているそう。周りと振りをそろえることを常に意識して踊っていれば、協働力も少しずつ身についていきます。
ダンスについては、以下の記事でも解説しています。ぜひチェックしてください。
子どもの非認知能力を伸ばすお勧めの習い事とは?ポイントもご紹介!
ゲームクリエイターが小学生の時に関心・興味を持っていたこと5選!
実施したアンケートでは、
- 生き物の性質や暮らしを知ること
- ゲームをすること
- 悪をたおすこと
- コンピュータで制作すること
- ゲームを作ること
上記のような回答を得られました。
やはりゲームを仕事にしている人は、小学生の頃から「ゲームをする」「ゲームを作る」「コンピュータで制作する」と、ゲーム関連のことに興味を持っていたようです。
「悪をたおすこと」も挙げられていますが、ゲームの中で悪をたおすことに夢中になっていたのかもしれませんね。
いずれの遊びも、「ゲームをすることは楽しい!」とわくわくさせてくれたもの。ゲームクリエイターを目指すきっかけになったとも考えられます。
ゲームクリエイターがやっていた習い事
アンケートから、以下のような結果が得られました。
- 国語・算数などの教科
- 英語や語学
- 水泳
- 俳句や習字
国語や算数など、学校の勉強に関する習い事はもちろん、水泳、俳句、習字を習っている人も多くいました。
前述したように、これらは集中力や注意力を育むのに向いている習い事です。水泳や習字に取り組んでいくうちに、自然とその能力が養われていったのかもしれません。
ゲームクリエイターの経験を活かせそうな他の仕事は?
- Webデザイナー
- アニメクリエイター
- 漫画家/イラストレーター
- プログラマー
- YouTuber/インフルエンサー
実際にゲームクリエイターの人が選んだ他の仕事は、パソコンを使うクリエイティブな仕事が多い印象です。
たとえば、ゲームデザインのスキルはデザイナーやアニメクリエイター、漫画家などの仕事に活かせそうです。ゲームシナリオを作成するスキルも、漫画家の仕事に役立ちそうですね。
今はYouTubeでゲーム実況を配信する人も多いため、ゲームに関するスキルはYouTuberとして活動するのに役立つ可能性もあります。
参考書籍の紹介
『プロフェッショナルゲームプランナー―ゲームづくりの現場の教科書』
ゲームプランナーになるための実践的入門書です。ゲームの企画や仕様のほか、実際の制作現場の知識が身につきます。
プランナーとしての仕事術はもちろん、キャリアや考え方にも触れている一冊。現場で働くためのノウハウが学べます。
プロフェッショナルゲームプランナー―ゲームづくりの現場の教科書 | 藤井 厚志 |本 | 通販 | Amazon
『ゲーム作りの発想法と企画書の作り方』
ゲーム業界で活躍する現役ゲームクリエイターが、独自のアイデア発想法や企画書の作り方などを教えてくれる本。Q&A形式のインタビューも掲載されているので、考え方なども参考になりそうです。
ゲームデザイナー、ゲームプランナー、シナリオライターを目指しているなら必読。
ゲーム作りの発想法と企画書の作り方 | 畑 大典 |本 | 通販 | Amazon
『ゲームデザインプロフェッショナル ―誰もが成果を生み出せる、『FGO』クリエイターの仕事術』
おもしろいゲームを製作したいと望んでいる人に向けた本。
ゲームデザイナーやゲームプランナーに必要とされるスキル、心構えについて丁寧にまとめられています。必要なこと、知りたいことが系統立てて書かれているので、わかりやすく、すらすらと読めます。
ゲームデザインプロフェッショナル ー 誰もが成果を生み出せる、『FGO』クリエイターの仕事術 | 塩川 洋介 |本 | 通販 | Amazon
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